産後の腰痛の治し方 その5
【整体院 希心】の院長の 久保です。
堺市で「腰痛」や「肩こり・頭痛」、「産後のケア」を中心に個室での予約制の治療をしています。体の不調で悩む方へ、役立つような話をしていきたいと思います。
ちょっと間隔が開いてしまった間に、めっきり冷え込んできました。
皆様は、いかがお過ごしですか?
これからの季節は、ぜんそくやインフルエンザなどいろいろな症状が出ます。
気をつけていきましょうね!
さて、前回までは足の指の運動についてお話ししました。
「グー」「チョキ」「パー」は出来るようになりましたでしょうか?
今日は、足のじゃんけんがうまく出来ない人や、もっと足をケアしたい方へのお話となります。
といっても、難しい話ではありません。簡単なので、その場で出来ます。
【指のマッサージ】
簡単ですよね?誰にでも出来ます。
これに関しては、手の指も同じ事が言えるので、「指」と書きますね。
手の指は片手づつしか出来ませんが、足の指なら両手で出来ちゃいます。
さて、皆さんの指で、一番使うところはどこでしょうか?
おそらく、指の腹だと思います。感覚に優れて細かい作業をするときにも使います。
よく使うと言うことは、たくさん刺激が入るということです。
では、反対に使わない、つまり刺激が入りにくい所はどこでしょうか?
手の甲の部分は、衣類やものとの摩擦で刺激されますので違います。
答えは「指と指の間」です。
水かきのような所も含めて、指を握るとくっつく部分ですね。
私たちが、指を動かすとき、指と指をこすりながら用事をすることは少ないと思います。
手は、それぞれが独立して。足は親指以外はまとめて動くことがほとんどです。
前にも言いましたが、私たちの体は刺激を受けたり動かしたりすると、刺激が入り血流などが改善していきます。
反対に、刺激が全く入らないと必要性がないので使えなくなってしまいます。
冬場や夏のクーラーでどうしても足が冷える人は、足を温めてもなかなか暖まらないばかりか、すぐに冷えてしまします。
外から温めても、足自体がぬくもろうとしてくれなければ元通りになってしまうのは当たり前のことなのです。
それでは、やり方を説明していきます。
〈やりかた〉
手の指で説明します。
右手の指のマッサージをすると思って下さい。
まず、左手での二本の指で右手の親指の付け根を内側と外側から挟んで下さい。
爪の先の方からたどっていくと、爪の付け根の両サイドで引っかかるところがあります。
そこを挟んで軽く、ぐりぐり!っとおさえて下さい。その時に少し捻るようにすると良いですね。
しばらく、マッサージした後、水かきの方に向けてぐりぐりしながら進んでいきます。
ここで、「少しこそばゆい!」と思ったあなたの手は、普段そこに刺激が入っていない証拠です。
違和感がなくなるまで、指先から付け根まで行ったり来たりしましょう。
その時ついでに、指の腹側と爪側もこすってまんべんなくマッサージをすると尚いいですよ。
出来ましたか?
これだけです。簡単ですよね?
私が院でおすすめしているのは、朝起きたときと、夜寝る前。特に入浴中ですね。
お風呂から出ても、すぐに足先手先が冷えてくる人は是非お試し下さい。
最後に、なぜこのケアをするのかと言うことをお伝えしておきます。
私は鍼灸師でもありますので、経絡も治療に取り入れています。
手足の指の先端には経絡のはじまりや終りがあり、治療でも重要なところになります。
指を全体的に刺激することで、経絡の流れも良くなりやすくなります。
ぎっくり腰で体が前に倒せない方に、指から経絡の調整を行うと驚くほど曲がるようになったりします。
たかが指のマッサージと侮ることなかれ!
体全身をほぐすつもりで、指のマッサージをして下さいね。
院長