その不調、内蔵から? その6
【整体院 希心】の院長の 久保です。
堺市で「腰痛」や「肩こり・頭痛」、「産後のケア」を中心に個室での予約制の治療をしています。体の不調で悩む方へ、役立つような話をしていきたいと思います。
新型コロナウイルスの広がりの中、自宅待機で頑張ってる皆様。
本当にお疲れ様です。
非常事態宣言も、延長が予想されるなど、世の中がこのウイルスに振り回されてしまっています。
ただ、私たちに出来ることも限られています。なんせ相手は未知のウイルス。
これといった治療法がない以上は、かからないように努力するだけですね。
命を脅かす危機感も、身近に感じず時間だけがたつと、どんどん薄れていきます。
テレビなどの報道でもいっていますが、自分がかからないようにすることと、
もし自分がかかっていた場合に、他の誰かにうつすことがないように意識を高く持ちたいですね。
長引く自宅待機で、患者様も相当ストレスがかかっている状態です。
ストレスは、特に肝臓に負担をかけます。
そして、肝臓の一番の働きは解毒です。
以前に少し紹介させていただいた【解毒の特効穴】を患者様にも勧めていますが、
今日は自宅でできるセルフケアとして写真を使って紹介します。
でも、これだけは約束してください。
このツボを知ったからといって、「二日酔いを気にせず、自宅でお酒が飲める!」
ということのないように、お願いします。(笑)
解毒の特効穴、その名前は【ちくひん】
まずは写真から。
はり治療の様子 |
解説 |
実際に自分の足に鍼をしてみました。あまりきれいな絵面ではありませんが・・・
右・左の指定はありません。押してみて、ズン!と響く方を押すと良いでしょう。
範囲を広くしているのは、私の経験から硬い場所が縦に広がっている事が多いからです。
いわゆる「経穴」として検索して出てくる内容とは少し違いますのでご了承ください。
二日酔いなどのお酒のトラブルや、強い薬を毎日服用している方は、硬く強張っている印象です。
軽く指を沈めて、鈍く響くところで小さく円を描くように刺激してみてください。
内出血するほど押している方もいるようですが、痛みを出してしまっては逆に違和感が残ったりします。
ついつい、押したくなる気持ちもわかりますが。
「あ~、効いてる気がする・・・」位がちょうど良いですよ。
また、この経穴は「腎経」という経絡の流れの中にあります。
この腎経という経絡には、冷えや浮腫(むくみ)などに用いる経穴が多いです。
二日酔いの辛い症状と、お酒を飲んだ後の体のむくみをとることが期待される特効穴というわけです。
強い薬を毎日飲み続けないといけない方も、少しでも肝臓の負担や体のだるさを減らすためにも
試してみてはいかがでしょうか?
こんなご時世です。自分の体は自分で守る!くらいの意気込みで頑張っていきましょう。
次回は、質問が多かった免疫にまつわるツボの話をします。
お楽しみに。 院長