コロナ疲れ その3
【整体院 希心】の院長の 久保です。
堺市で「腰痛」や「肩こり・頭痛」、「産後のケア」を中心に個室での予約制の治療をしています。体の不調で悩む方へ、役立つような話をしていきたいと思います。
今日は、今月に入って増えてきた「ぎっくり腰」の話をしたいと思います。
ぎっくり腰ってどんな症状ですか?
経験したことがある人は、自分の症状を思い浮かべると思います。
朝起きたら、起き上がれないくらい痛くて・・・
ズボンをはこうと思ったら、激痛が走って・・
トイレで便座に座ったら、立てなくなった・・・
私も実は、元々は重度の腰痛患者なので、冷や汗が出るようなあの痛み・・・
二度と経験したくないです。
ところが、気をつけていても不意に襲いかかるのが「ぎっくり腰」です。
いつもいつも、腰が痛いのは慢性腰痛ですから・・・
とはいっても、事故やケガによる急性腰痛というのはそうそう起こるものではありません。
痛みが発生するのが「結果」だとすると、必ずその痛みを引き起こす「原因」があります。
ぎっくり腰→病院・治療院→アイシング→注射or湿布→帰宅・・・
改善するはずもありませんね。
注射で治ったという人がいますが、痛みをブロックしても一時しのぎな事が多いです。
でも、治療で治らないから一時的にでも痛みが治る注射に頼る人も多いようです。
先日、来院された男性患者さんは、病院に勤めている医師の方でした。
下ろしたズボンが上げられないほど、日常生活に支障が出ていました。
前屈動作での運動痛が著明で、角度的にいえば10度くらい・・・
ほぼ、曲がっていませんね。
二年くらいで10㎏ほど体重も増え、手術に立ち会うことも多いため長時間立ち続けることも。
医師である彼の見解は、脊柱起立筋の硬さ、ということでした。
脊柱起立筋はいわゆる「背筋」と呼んでいる筋肉で、その下の方の腰の部分が気になるとのこと。
早速検査をしていきますが、どうにも、体の後ろ側の検査では反応がありません。
そこで、問診と検査をすると「腸腰筋」ということになりました。
4月に勤務する病院が変わり、車で1時間以上で往復すると2時間半の運転生活。
その為、運動する時間もとれず・・・と、まさに悪循環ですね。
ただし、彼を治療するにあたっての光明は、最近食生活を見直して
体重を少しずつ減らす努力をしていたことでした。
回復に向けて、体の負担を内蔵も見ていく上では負担が少しでも減っていると
変化も出やすいですからね。
私の施術経験から、内臓に負担がかかっている人は多いです。
特に不規則な生活などは、「肝臓」「腎臓」「大腸」に負担が多くかかるようです。
そして、これらの臓器と密接に関わるのが「腸腰筋」。
あまり認識されてはいませんが、結構つじつまが合う症例も多いのも事実です。
1時間ほどの施術で、腰の痛みが消失するところまではいきませんでしたが
4割ほどまで減少し、何より靴下もはけるし、トイレも座って立てる。
それだけでも、大きな変化だといってくれました。
その後、一度ぶり返したこともありましたが今では日常生活で困ることも
減っているそうです。
コロナにまつわる自粛期間で、体に大きな変化が出たしまう方もいれば
変化に気付かず、見逃してしまっている方もいるかもしれませんね。
自分の体です。
体のだすサインを見逃さないよう、気をつけてお過ごしください。
院長